【なぜ?】PCの保険、加入すると損をする理由【体験談あり】

タイパ・コスパ

PCをお店やネットで買う際、保険をオススメされることがあります。

私自身、加入していたこともあるのですが、PCの保険はオススメできません

何も考えず高い保険に入ってしまったり、不良品を引き当ててメーカー保証を利用したりした筆者の体験談も踏まえて、なぜオススメできないかをお伝えします。

この記事は決して保険・保証を全否定する内容ではありません。あくまで、一つの考え方として受け取っていただけたら幸いです

この記事の結論

PCの保険は加入しなくてもOK!

なぜなら、毎月払う保険料を積み重ねたら、PCを修理したり、買い替えたりできるほどの金額になってしまう可能性が高いためです。

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そもそも保険とは?

保険と聞くと、生命保険や自動車保険、火災保険などが頭に浮かぶかと思います。

それらはすべて、「あまり起こらないけど、起こったときに損失の大きいもの」に掛けるものです。

自動車で事故を起こして数千万の慰謝料を払わなければならなくなった、などですね。

自動車保険に入っていない状態で事故を起こしてしまったとき、高額な慰謝料をきちんと払えますか?

きっと払える人は少数派でしょう。そうなってしまえば多くの人は、自分の時間を慰謝料の返済に充てなければなりません。たった一度のミスでそんなことになってしまうのはとても悲しいことですよね?

そうならないために保険があり、万一のときは保険会社が肩代わりしてくれるのです。

ではPCの保険は?

それを踏まえてパソコンの保険について考えてみましょう。

パソコンが仮に故障してしまったとして、修理にかかるお金は数千万もするでしょうか?しないですよね?

普通に生活していれば、パソコンが壊れてしまっても買い替えることもできると思います。もしも買い替えるほどの貯蓄がなかったとしても、ちょっと貯金したら買えますよね。

仮にパソコンの保険で月々1,000円弱ほどの保険に入ったとして、一年間で支払う金額は12,000円程度。メルカリの安いパソコンならば買えてしまうぐらいのお金を支払っていることになります。

新品の場合はメーカー保証があり、おおむね一年間は自然使用での故障なら無償修理してくれます。

なので最初から保険に入ってしまうと、その時点で12,000円は無駄に払うことになります。(もちろん、売り手側もあの手この手で保険を勧めてくるので、「延長保証を5年にします!」など、消費者にとって利益があるように宣伝してくるのですが)

仮にみなさんが、月1,000円の保険に入っていたとして、一年後に修理が必要になったとしましょう。今回は保険に加入していたので修理費はかかりませんでした。

ですがすでに年間で12,000円支払っているので、修理費がそれ以下であれば保険に加入していなかった方が良いことになります。修理が必要になるのが二年後であれば24,000円、三年後なら36,000円になりますね。下手をすれば新品のPC一台買えるぐらいの金額を支払うことになります。

不用意に保険に入ってしまうと、パソコンを一台買えるぐらいのお金を支払ってしまう可能性もあることを頭に置いておきましょう。

体験談①

私は昔はよくゲームをしたので、16万円ほどの自作PCを使っていました。

初めて自分で組むためにお店でパーツ選びをし、レジで会計を済ませるときに店員さんからPCの保険をオススメされました。内容はPCと同じ代金の16万の5年間保証というもの。一括で払うととても高いのですが、5年に分割すれば月々3,000円程度、という触れ込みでした。ものすごく高いと思いつつも初めての自作PCで不安だったので加入することにしました。月々3,000円、という言葉に感覚を麻痺させられていることと、初めての自作PCという不安が、値段が高いという事実に勝ってしまったのです。

自作PC自体は絶好調で、5年以上修理なしで動きました。

この時点で16万の本体代+16万の保険代で1台のPCに32万円支払っていることになります。壊れることなくいった場合、かなりの損をしていることがわかります。仮に壊れてしまったとしても、同スペックのPCを追加で買うことができたわけです。

PCの保険加入は確かに安心感はありますが、普通に使っていれば壊れることが稀なので高確率で損をすることになります。

体験談②

また、不良品を引き当ててしまったこともあります。それは今使っているPCで価格は27万円ほど。

届いて二日目でPCが起動できなくなりました。メーカーに問い合わせたら初期不良だったようで、無償で修理を行ってくれました。使い始めて早々だったのでさすがに初期不良だろうとは思っていましたが、内心はかなりドキドキでした。27万という価格も不安を煽る材料になっていましたね。今思えばこちらのPCはかなりオーバースペック気味のものなので今ではもっと安いものでもよかったと思っています。身の丈にあまる買い物が不安をより煽る形になっていたというわけですね。こちらは今でも動いていますが、時折フリーズしかけたりブルースクリーンになったりと不安な挙動をしていることも。それでも保険を掛けることなく使い続けます。もしも本当に壊れてしまったら、修理を依頼するか買い替えればいいのです。保険をかけていなかった分、壊れるまでの時間で浮いたお金があるので、次に買うときに資金も溜まっているだろう、という寸法です。

念のため言っておきますが、壊れずに長く使えるほうがいいことは重々承知しています!

「壊れたからすぐ買い替えればいい」と、決して大量消費を推奨しているわけではないです。今あるものを長く使うことができたらそれが一番に決まっています。ただ、その上で保険を掛けるかどうかを悩んだら、上のような考え方もある、というお話です。

パソコンの故障では人生は狂わない

パソコンは壊れてしまっても、買い替えることができる金額です。しかし、自動車事故は起こしてしまった場合、取り返しのつかない金額になりえます。

万が一、起こってしまったときに自分の人生が狂ってしまいかねないものには保険を掛けましょう。

取り返しのつくモノやサービスに対して、保険を掛けるのはやめましょう。

パソコンは、お店で買うときもネットで買うときも保険を勧めてくるパターンがほとんどです。保険を掛けるかどうかは本人の価値観と判断によるので、一概に否定する気は全くありません。

ただ、お店でもネットでもパソコンの保険は良いものとは言い難いので当ブログでは保険を掛けることをオススメしません。

最終的には、皆さん自身で後悔がない買い物をすることが一番です。人によってはそれでも安心が欲しいという方もいるでしょう。皆さん自身がよく考え、より良いお買い物ができるよう、応援しています。

当ブログでは、これからも皆さんのQOL向上に一役買う情報を載せていきます。他にも役に立つ情報を掲載しているのでぜひ他の記事も読んでみてください。

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