こんにちは!
今回は人物画を描く際の大まかな手順を紹介します!
必ずしもこの方法がいい、というわけではないのですが、私が行っているおすすめの方法を紹介します
1.あたりをつけよう
まずは、被写体を準備しましょう。じっとしててもらうの大変だと思うので写真がおすすめです。
ざっくり、目はこの辺、鼻はこの辺、といったようにあたりをとっていきます。
あたりとは、「ある場所を指定する」言葉。今回は「このあたりに描こう」の「あたり」です
この時、正確にあたりを取れたらそれでいいのですが、私でも取れることはあまりないです笑
描き進めていくうちにズレが明らかになっていくのでざっくりで大丈夫です。
2.目を描き込もう
あたりが取れたら、目から描き始めます
目を描くと一気に人っぽくなりますね。画竜点睛とはよく言ったものです
目を先に描く理由は、
・人物画において、最重要になる部分であること
・目の位置のズレは早いとこ修正してしまったほうがよいこと
が理由です。
この段階で7割ぐらい描きこみます。描きこむにつれて、ズレが明らかになっていくので重要な部分を早い段階で確定させてしまうと後々が楽になります
3.全体を描きつつ、微調整しよう
目の位置を決めたら、全体を描きこんでいきます
その際、ちょこちょこと全体を確認しながら描いていくと修正箇所をつかみやすいです
自分で見ても気づきにくいミスをほかの人は容易に発見するというのはよくある話なので、身近な人に見てもらうのが手っ取り早いです。
耳の部分を描きこんでいないのは耳は顔のパーツの中で位置調整しやすいので後回しにしています
4.髪、耳を描き込もう
顔の主要パーツの位置が決まり次第、後回しにしていた耳に取り掛かります。
髪はこの前後に描きこんでいます
5.顔以外の部分を描いていこう
顔を描くことに集中していると首や服を描くのがおっくうになりますが、こちらも描きこんでしまいましょう。1mmのズレを争う顔のパーツに比べると首や服はだいぶ楽ではないでしょうか
服は顔との明暗の差を意識しましょう。正確に服の模様を描くことや凹凸を表現することよりも、顔に比べて明暗を強くしないこと(=顔が引き立つようにコントラストを強くしすぎないこと)に注意します
今回は服の輪郭をはっきりさせるために背景を少し暗くしました。
6.全体の修正をしよう
ここまできたら最後の仕上げに入りましょう!
絵の全体を俯瞰してみて、強調したいところや修正したいところなど、細かい部分に手を加えていきます
ここではメガネの影を描いたこと、頭頂部の髪の毛を少しけば立たせることを意識しました
まとめ
これらをまとめると、
・ざっくりとあたりをつける
・目を描きこんで顔パーツの位置調整をする
・ほかの部分を描きこみつつ位置調整する
・首や服を描く
・全体の描き込みをする
以上になります!
いかがでしたでしょうか?
人物デッサンは難しいかもしれませんが、人に見せたときに大きく注目を浴びることができる題材です。
身近な人の顔を描いてプレゼントするのもいいですね。
それではノシ
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