パソコンにおけるCPUの役割
CPUとはパソコンに置ける頭脳の役割
CPUとは、パソコンにおける頭脳のことです。
ワードやエクセル、ネットサーフィン、ゲームや動画編集。これらはすべて、CPUが演算をしてくれているので動かすことができるのです。
頭脳のパーツなので、PCの中で最も重要と言えるでしょう。
CPUとは料理で例えると料理人!
料理を食べるためには、作る人の存在は不可欠ですね。
食材を切ったり、加熱したり、食材が食べられるように調理するのが料理人です。
CPUは、アプリを動かしたり、キーボードやマウスからの入力を受け取ったり、人が使える状態にするために重要なパーツになります。
性能の見方を初心者さんにも分かりやすく解説!
CPUの性能を比較する際、いろいろなワードが出てきます。
料理人の腕前が人それぞれ違うように、CPUの性能もそれぞれ異なっています。
コア数
コア数とは、CPUに搭載されているプロセッサーの数です。
料理で例えると、料理人の人数になります。
一人よりも二人のほうがいろんな作業を同時に行えます。
2(デュアル)コア、4(クアッド)コアなどと数えられます。
高いCPUほどコア数が多く色んな作業を同時に行えます。
スレッド数
スレッド数とは、一つのコアで処理できる作業の数です。
1コア2スレッドなら、そのCPUにはコアが一つだけど、二つの作業を同時にこなせます。
1コア1スレッドが普通の人間、1コア2スレッドなら阿修羅みたいな人が料理してると思ってください。
阿修羅のほう人より顔も腕も多いので、一人でも色んな作業ができますね。
クロック数
クロック数とは、一秒間で処理できる命令の数のことです。Hz(ヘルツ)を使って表されます。
クロック数が高ければ高いほど、高速で作業を行うことができます。
料理人のたとえで言うと、テキパキと作業をこなせる人はクロック数が高い、ということになります。
キャッシュ容量
キャッシュとは、作業を一時的に保存しておくところです。
いつも使うWEBページの表示が早いのは、キャッシュがPC上に保存されているからです。
これがあると、よく使うものを素早く取り出せるようになります。
内蔵グラフィック
動画を見たり、画像を表示したりするのが内蔵グラフィックの役目です。
youtubeを見たり、画像を開いたりする分には、内蔵グラフィックでこと足ります。
動画編集をしたり、ゲームや3Dモデルを動かしたりするには、内蔵グラフィックでは役不足で、GPU(グラフィックボード)という補助的なアイテムが必要になります。
CPUのブランドと製品ごとの特長
Intel
「Intel、入ってる?」のcmでお馴染みのIntel。
CPUを作っている会社で、よく見けるのは以下の商品です。
celeron
低価格が売りのCPUです。
CPUが占める価格の割合は大きいので、celeronが使われているパソコンは低価格になります。
最低限の性能を備え、低価格に特化しているので簡単な作業をする分には良いかもしれません。
Pentium
Pentiumはceleronよりも上位のCPUです。
性能が低く抑えられているのでバッテリーの持ちがよくなるほか、PC自体が軽くなります。
celeron同様、最低限の機能は有しているので簡単な作業をする分には問題ないでしょう。
しかし、やはり最低限の機能しかないのでceleronともども、あまり人にはオススメできないCPUです。
Core i3,i5,i7,i9
Core iシリーズがIntelの主力商品たちです。
数字が大きいほど高性能なCPUになります。
使用用途によって必要なスペックがことなるので一概には言えませんが、i3~i5あたりがコスパが良いといわれています。
数字が大きくなると性能も跳ね上がりますが、価格はそれ以上に跳ね上がります。
また、Core i3 8100 や、Core i3 12100 などように数字が続きます。i3の後に続く一桁、もしくは二桁が世代を表しており、8100なら第8世代、12100なら第12世代です。
世代は最新に近いほど性能が良くなります。
AMD
Intelと違い、あまり聞きなれないのがAMD。
WindowsのCPUはIntelとAMDで二分されます。
将棋の藤井壮太さんはAMD製の超高性能CPUで将棋のアプリを動かしており、日々の研究に使用しているそうです。
Ryzen 3,5,7,9
Intel同様に、AMDの主力製品には、Ryzen3~9の番号が割り振られています。
こちらも数字が大きいほど高性能なCPUになります。
また、Ryzen 5 5000など、Intelと同様に4桁の数字が続き、それが大きいほうが性能が良い傾向があります。
IntelとAMDのCPUの特徴
IntelとAMDのCPUはあまり大きな差はありません。
厳密に比較するとIntelは処理速度が、AMDはグラフィック性能が良いと言われています。
AMDはもともとグラフィックボードを作る会社だったため、グラフィック性能が良いのはそのためでしょう。
あと、価格で比べるとIntelよりもAMDのほうが安いです。AMDは自社工場を持っていないため、価格が安く抑えられています。
どこを見ればCPUがわかる?
ノートPCの場合、見やすい場所に貼っているかと思います。デスクトップの場合、壁面か背面に貼ってあるパターンと貼ってないパターンがあります。
どこにも記載がない場合は、「設定」>「システム」>「バージョン情報」を開いてください。プロセッサの部分がCPUになります。
CPUを選ぶ際のポイント
PCの使用目的を決めよう
CPUは高価なパーツです。
料理における料理人ぐらい重要ですので、値段も高いです。
PCパーツは上を見るとキリがないので、自分の使い方に合うCPUは何なのかを先に考えるといいでしょう。
動画視聴やネットサーフィン、ワード、エクセルなどで使う⇒Intel i3かi5、Ryzen 3か5
ゲームや動画編集で使う⇒Intel i7かi9、Ryzen 7か9
あたりがオススメです。
予算を決めよう
CPUは高いので、パソコンに使う予算が決まっているのであれば、それでも大丈夫です。
使える金額の中で、性能がよさそうなものを選ぶと良いでしょう。
個人的にはアウトレットPCがオススメです。最新モデルが出ると、旧モデルは無条件で安くなるので予算内で性能の高いパソコンを手に入れやすいです。
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CPUの変更について
CPUはあとから交換することもできます。ただし、マザーボードのソケットの形状が合致する必要があります。
ただし、パソコンをいじり慣れていない人からすると、PCのケースを開けて中身を入れ替えるのはかなりハードルが高いかと思います。
ヘタをすればパソコンが動かなくなるので、できることなら業者に依頼するのが良いでしょう。
まとめ:パソコンにおけるCPUとは頭脳のこと!料理で例えると料理人!
CPUとはパソコンの頭脳にあたる部分です!
これがあるから、アプリは動くし、キーボードやマウスが反応してくれます。
パソコンを料理で例えるなら、料理人にあたるのがCPU
料理人にはそれぞれ腕前があるように、CPUにも性能の差があります。
当然、性能の良いCPUは値段が高いです。
上を見たらキリがないのがパソコンの世界なので、自分の目的に合ったCPUを選びましょう!
それではノシ
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