こんにちは、ruskです。
今回はシルクスクリーンでのグラデーションの表現について、お話していきます。
シルクスクリーンとは
版画の一種で、メッシュ生地を使って刷る方法です。
印刷の方法としては古いほうで、プリントごっこにはこの方法が使われています。
今での現役の手法なので気になる方は、調べてみてください。
シルクスクリーンでのグラデーションのつけ方
今回はグラデーションのつけ方をお伝えします。
シルクスクリーンは基本的には単色のみになりますが、グラデーションを付けることが可能です。
絵具を版の上に乗せる際、二種類以上の絵具を乗せましょう。
メリット:グラデーションは少しの色の変化でもキレイに見せることができる
単色の場合と比べて、グラデーションが掛かっているとそれだけでかなりキレイに見えます!
ちょっとの工夫で一気に見栄えが良くなるのでコスパ良く人目を惹く作品になります。
また、グラデーションを付ける際は同系統の色から選ぶのが良いでしょう。
一つ目の色が青なら、もう一色は水色or紺色
赤なら、オレンジor赤紫など、近い色合いであるとより自然にみせることができます。
どんな狙いがあるかにも左右されるかと思いますが、同系統の色で選ぶのが鉄板です。
あまりにも別の系統の色だと色同士が喧嘩してしまいますからね。
デメリット:シルクスクリーンでグラデーションは不向き
さて、少しシルクスクリーンをやったことがある方ならば、シルクスクリーンは絵具を大量に使うことがわかるのではないでしょうか?
版の上に乗せた絵具が単色であれば、もったいないので絵具をボトルに戻したくなります。
しかし、グラデーションを付けようとするとどうしても絵具が混ざってしまいます。
なので、使い終わった絵具の再利用が難しくなるのです。
これが、シルクスクリーンでグラデーションを付けることが不向きな理由です。
対策は、
・絵具の量を最小限にする
・空のボトルを用意してそこに余りを移す
です。
それぞれ見ていきましょう
絵具の量を最小限にする
使う絵具を最小限にすることで、混ざってしまう絵具の量を減らします。
そもそも多く出さなければ大丈夫、ということですね。
とはいえ、最小限の絵具の量なんて最初はわからないと思います。
だから、最初から極端に減らす必要はありません。
何度も繰り返すうちに体感で使用量がわかってくるので、「今回はこれぐらいで十分かも」と、思えるようになったらその都度調整しましょう。
空のボトルを用意してそこに余りを移す
もう一つは空のボトルに移す方法です。
上の写真の場合、水色、紺色、空のボトルがあります。
まずは水色と紺色で刷ったあと、混ざってできた青色を空のボトルに移します。
そして、次回プリントするときに水色と今回できた青 or 今回できた青と紺色
を、使ってプリントします。
そこで余った絵具は再び混ざった用のボトルへ移します。
そうすることで絵具に余計な色を混ぜずに使い続けることができます。
グラデーションの色味もマイルドになるのでオススメです。
・使う絵具を最小限にすること
・空のボトルを用意し、そこに余った絵具を移すこと
この二つはどちらか一方のみでなく、両方やるとよりいいでしょう。
そうすることで、絵具も気兼ねなく使えるし、グラデーションも次第にキレイになっていきやすいからです。
まとめ:シルクスクリーンでグラデーションを付けるとより良い作品に仕上がる
・シルクスクリーンに慣れてきて他のことに挑戦してみたい…
・単色だとなんか味気ない…
そう思った方はぜひ、グラデーションを付けてみてください。
一気に見栄えが変わりますよ!
また、単色で刷っていたときには感じなかったデメリットも感じるかと思います。
絵具が混ざってしまうことや、戻せなくなるのは少々厄介……
ですが、シルクスクリーンではグラデーションを付けることは、デメリットに見合うメリットがあると思います。
作品にグラデーションの要素を盛り込むことで、完成度は一気に上がるのでぜひ試してみてくださいね!
当ブログを最後で読んでくださりありがとうございました!
この記事が皆さんのためになれば幸いです。
また、私はインスタもやっているのでよかったらそちらも覗いてみてください!
すると私が喜びます笑
それではノシ
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